パソコンデータ関連ニュース

絶えることなく相次いで報じられているのが、機密情報流出のニュースです。

かつては一部の企業や組織だけに見られたスキャンダルでしたが、近年では大手民間企業、官公庁や地方自治体、学校、個人のパソコンデータがネット上に流出し始めています。

パソコンデータが流出する原因は色々とありますが、最も多いのがウイルス感染による被害です。

フィクション等では天才ハッカーが企業のパソコンデータに狙いを定めてハッキングを仕掛ける、といった様子がよく描かれていますが、実際はむしろ反対になります。

実際は不特定多数のユーザーが、特に標的を定めずにウイルスが添付されたEメールを無差別に送付し、うっかりそのメールに添付されていたウイルスプログラムを自らの手で実行してしまった人が、ウイルス感染を起こし、パソコンデータの流出の事態へと発展しています。

無論、凄腕のハッカーもリアルに存在しますが、日本国内で報じられる機密情報流出のニュースの原因は、個人のコンピュータリテラシー不足による、うっかりミスです。

また昔は機密情報がある場所と言えば大企業や官公庁のサーバーと相場が決まっていましたが、近年では自宅で持ち帰り仕事や仕事の準備をする方が増加して来ており、機密性の高いパソコンデータを不用意に自宅PCに保存する人々が目立ちます。

悪質なユーザーはそういったセキュリティが手薄な個人のPCを狙う事が多く、むしろ一個人のPCがハッカーの標的にされる事例が相次いでいます。